だっこプロジェクトー生きるほうへー

本プロジェクトは、先天性の筋肉の難病ウエルドニッヒ・ホフマン症(脊髄性筋委縮症)を持ちながらシンガーソングライターとして、また、作家として活動する車いすのシンガー朝霧 裕(あさぎり ゆう)と、彼女のライブ活動を約10年間取材してきた写真家 三好祐司(みよし ゆうじ)を中心に、朝霧 裕(詩)、三好祐司(写真)による写真詩集の自費出版を最初の目標に集いました。

 

「だっこ」は、日頃から、階段などの段差や、風呂、トイレなどの移動を介助ヘルパーにお姫様だっこで抱きかかえてもらう朝霧に、まわりの仲間たちがつけたあだ名です。朝霧は、障害の進行と闘いながら、24時間介助を受けての一人暮らしを実践。介助制度の保障や、バリアフリーの向上を願いながら、歌や講演を続けてきました。

そして、その日々には、彼女を支える障害の有無を問わない仲間が存在があります。

 
朝霧 裕と仲間達の日々の記録は、まだ街中が階段だらけ、動くこともままならなかった時代から、

「たとえ重度の障害を持っていても、仲間と共に道を拓いて、生きること」を諦めなかった人々の記録でもあります。

そして、写真家の三好祐司と朝霧裕の出会いから10年の節目に、節目として、写真詩集「LIVE!!-生きるほうへ-」

の発売を企画しました。


 現在、設備のバリアの多くが改善されてきましたが、トイレや着替えなどを含めて、常時介助が必要な重度の障害を持つ人の多くが、依然として、自身の体力の弱さ、就労時や、外出に対する介助サポートの無さ、通勤困難等、一人の身に対して幾重にも重なる状況により、就労困難な状態にあり、極めて低所得に陥りやすく、結果、社会の中で、仕事や余暇活動の場に参加をすることが難しく、

孤立に陥りやすい現実があります。

 また、身体の障害のように目には見なくても、うつなどを始め、心に不自由を抱えている人にも、

「社会の中で孤立に陥りやすいこと」は共通する問題です。

 

誰にとっても、人生はたった一度きり。

「障害のある人も、ない人も、自分のできることを発揮し、分け合い、一緒に舞台や書籍ができる」

「だれも、ひとりも排除されない」、そんな場所や、誰かの勇気になる一日や、出版物を創りたい。


今後も、コンサート、講演会、座談会、写真展、書籍出版等、特に音楽とアートを通じ、障害のある人・ない人が、共に企画や出演に関わり、心豊かに生きてゆく、場のひとつを創出してゆきます。皆様のご支援、また、色々な形でのご参加を、どうか宜しくお願い致します。

2012年6月12日創立 

だっこプロジェクト一同